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1999 年度 実績報告書

東南アジア諸民族の遺伝的多様性と遺伝的適応

研究課題

研究課題/領域番号 09041148
研究機関東京大学

研究代表者

石田 貴文  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (20184533)

研究分担者 植田 信太郎  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (20143357)
キーワード東南アジア / 細胞バンク / マラリア / 白血病 / ミトコンドリア / DNAマーカー
研究概要

近年発達した生命科学の手法を用い、熱帯地域に見られるマラリア抵抗性といった現象を、遺伝的多様性の観点から細胞・分子レベルにおいて検索し、遺伝的適応か否か明らかにすることを目的とする。
1.インドネシアジャワ島中部で臨床所見からMELASと診断された、患者と家族についてミトコンドリア遺伝子のtRNA(ロイシン)の塩基配列を検索したが、全て正常あり、その関与を否定し新たな疾患遺伝子の存在を示唆した。また、細胞株を樹立し今後の研究材料とした。
2.遺伝的多様性の細胞バンクとしての保存に関しては、ネパールのノマディック集団ラウテ103検体の細胞株化をおこなった。
3.インドネシアジャワ中部の海岸部で欠失型バンド3タンパク遺伝子の分布とマラリア罹患について検索した。
4.EBウイルス陽性Tリンパ腫におけるウイルス亜型の検索と宿主側の遺伝的背景の検索を開始した。
5.皮膚色と遺伝的背景の関連を見るためメラノサイト刺激ホルモン受容体の遺伝子変異を調べ、新たな点突然変異を見いだした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Oota, H, et al.: "Ancient DNA a new strategy for studying population history"International Symposium. Int. Res. Center Jpn. studies. 25-41 (1999)

  • [文献書誌] Takao, S, et al.: "Seroprevalence of Human T-lymphotupic virus type 1 in Papua New Guinea and Irian Jaya"Journal of Clinical Virology. 16-2. 127-131 (2000)

  • [文献書誌] Shimizu, Y, et al.: "Sero- and Molecular-typing of Duffy Blood group in Southeast Asians and Oceanians"Human Biology. 72. (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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