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1999 年度 実績報告書

原生動物のファウナから見た東南アジア動物区系の再検討

研究課題

研究課題/領域番号 09041162
研究機関山口大学

研究代表者

星出 一巳  山口大学, 教育学部, 教授 (80034833)

研究分担者 阿部 弘和  山口大学, 教育学部, 助教授 (00091166)
藤島 政博  山口大学, 理学部, 教授 (40127783)
キーワードグレガリナ類 / ゾウリムシ / ファウナ調査 / 寄生性原生動物 / 東南アジア / フィリピン / マレーシア / 直翅類
研究概要

平成11年度星出、阿部等はフィリピン及びタイ北部を中心に宿主昆虫と寄生性原生動物のファウナ調査を行った。フィリピンではマニラ近郷のケソン市にあるフィリピン大学ケソン校の構内及び周辺、ロスバンノス市にあるフィリピン大学ロスバンノス校の構内及び周辺、ルソン島南部のレガシピ市周辺で採集をした。またタイではチェンマイ市周辺で採集した。フィリピン、タイ共に乾期だったためか他地域に比べ種類数が少なかった。特に大型の直翅類が見られなかった。寄生していたグレガリナ類は他の地域とほぼ同じでAncyrophora属、Hoplorynchus属、Odonaticola属Gregarina属、Leidyana属、Coronoepimeritus属に属し数種の未記載種を含んでいた。
藤島等はマレーシア、クアラルンプール近郷でゾウリムシParamecium caudatumの採集を行いその交配型について調査した。
今年度は研究の最終年度に当たり現在まで採集した、宿主昆虫の整理同定とグレガリナ類の同定、データの分析等を行った。採集された昆虫の内トンボ目については同種とされたものが多かったが、直翅目に関しては同属とはされたものの別種とされたものが多かった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] H.Dohra: "Cell structure of the intectious form of Holospora,an endonuclear symbiotic bacterium of the ciliate Paramecium."Zool.Sci.. 16. 93-98 (1999)

  • [文献書誌] H.Dohra: "Effects of antibiotics on early infection process of a macronuclear endosymbiotic bacterium Holospora obtusa of Paramecium caudatum"FEMS letter. 179. 473-477 (1999)

  • [文献書誌] M.Fujishima: "Invasion of the Macronucleus of Paramecium caudatum by the Bacterium Holospora Obtusa:Fates of the Bacteria and Timings of Invasion Steps"Eurp.J.Protistol. (in press).

  • [文献書誌] 藤島政博: "パラメシウムの生殖核と栄養核の核膜を識別する核内共生細菌ホロスポラ"総説:比較生理生化学. 13 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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