研究課題/領域番号 |
09041170
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研究機関 | 千葉県立中央博物館 |
研究代表者 |
堀江 義一 千葉県立中央博物館, 部長 (40092093)
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研究分担者 |
西村 和子 千葉大学, 真菌医学研究センター, センター長・教授 (00114314)
吹春 俊光 千葉県立中央博物館, 上席研究員 (50250147)
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キーワード | 病原真菌 / ヒト真菌症 / アスペルギルス症 / マイコトキシン生産菌 / 土壌菌 / 中国 / 新彊ウイグル自治区 / Emericella属 |
研究概要 |
1.前年に引き引き続き昨年度に中国、新彊ウイグル自治区で採集した土壌より分離した菌類の同定を進めた。 2.新彊ウイグル自治区より分離された主要な日和見感染症原因菌やカビ毒生産菌はこれまで行った世界各地でも優先種として分離される種であったため、高山、高地砂漠など、より特殊な環境の土壌を調査するため再度中国で土壌採集を行った。 3.上記環境の土壌を採集するため、青海省東部、甘粛省南部、四川省西北部、チベット自治区東南部などの高山、高地砂漠、高地草原で土壌の採集を行い菌類を分離した。 4.その結果、4500mを超える高地にも典型的な日和見感染症原因菌であるアスペルギルス・フミガツスが生育している事が知られた。 5.今回の研究で5種の新種が発見された。2種についてはすでに国際誌に発表したが、残りの3種について現在国際誌への発表の準備を進めている。
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