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1997 年度 実績報告書

サルモネラ属菌の病原因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09041172
研究機関筑波大学

研究代表者

倉園 久生  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (90186487)

研究分担者 CHONGSAーNGUA ヌアン マナス  マヒドール大学, 熱帯医学部, 助教授
CHAICUMPA Wa  マヒドール大学, 熱帯医学部, 教授
林 英生  筑波大学, 基礎医学系, 教授 (40033203)
キーワードサルモネラ / 食中毒 / 蛋白毒素 / 検出法 / 抗体
研究概要

タイ国で分離された約300株のサルモネラ属菌について、侵襲性に関与する遺伝子の1つinvAとエンテロトキシイン(STN)遺伝子(stn)の分布を調査した。この際、両遺伝子の内部配列を標的とするPCR法を確立し、どちらの遺伝子も全ての菌株に存在することを証明した(論文作成中)。STNについては、これをcodeする遺伝子(stn)をpRSETやpGexベクターに挿入しfusion蛋白の作成を試みた。しかし、いずれの場合も新生したfusion蛋白が宿主の細胞にtoxicに作用するようで、遺伝子はin-flameに存在するにもかかわらずfusion蛋白は得られなかった。さらに経時的に調べてみると、挿入したstn遺伝子は宿主によってdeleteされていた。そこで、stnから推定されるアミノ酸配列からエピトープと予想される2つの領域、R15(AA11-12); acetyl QPDSKDRAFTLNTF C-amideとR16(AA193-207); acetyl-CALGKVFRQPFDGRER-amideとを合成し、それぞれに対する家兎抗ペプチド抗体を作成した。R16に対する抗ペプチド抗体を用いた場合、STNに特異的と思われるバンドが出現した。Western blottingはSTNの迅速診断法には使えないので、このR16に対する特異抗体を用いた迅速診断の系(例えば、Dot blottingやELISAの系)を構築中である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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