| 研究課題/領域番号 |
09041194
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| 研究機関 | 摂南大学 |
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研究代表者 |
中西 勤 摂南大学, 薬学部, 教授 (10028855)
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| 研究分担者 |
邑田 仁 東京都立大学, 理学部, 教授 (90134452)
田中 稔幸 岐阜薬科大学, 助手 (60137065)
飯沼 宗和 岐阜薬科大学, 助教授 (70082998)
稲冨 由香 摂南大学, 薬学部, 研究員 (00258089)
邑田 裕子 摂南大学, 薬学部, 助手 (20167620)
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| キーワード | 抗菌作用 / 抗HIV作用 / 抗ガン作用 / 北米西部産植物 / グアテマラ産植物 / ホンジュラス産植物 / Peperomia / Parthenocissus |
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| 研究概要 |
1.現地調査 本年度の調査は7〜8月にアメリカ合衆国西岸のオレゴン、カリフォルニア両州、中米のグアテマラ、ホンジュラスで行った。既に得ていた情報や成果に基ずいて成分抽出用資料の採集と証拠標本及び関連植物標本の採集を行った。又アメリカインディアンやマヤ民族の植物利用についての聞き取り調査やその植物資料の収集を行った。合計で、種子植物46科90種、シダ植物4科4種、地衣類1種を成分抽出用資料として入手することが出来た。入手した資料については、南オレゴン州立大学、ミズ-リ植物園、東京大学理学部附属植物園、東京都立大学理学部牧野標本館等所蔵の標本と比較して同定を行っている。
2.成分の抽出と生物学的検定 入手した資料については、摂南大学薬学部と岐阜薬科大学で、植物を各部位に分別後、溶媒抽出を行い、メタノールエキス:109検体、70%メタノールエキス:107検体、アセトンエキス:63検体等を得た。調製した各エキスについて、HIV細胞増殖抑制作用、各種抗菌作用、抗癌作用、抗マラリア作用等の生物学的検定を開始している。現在までに一部の結果がわかっているが、HIV細胞増殖抑制作用は、アカバナ科、ミソハギ科、アカザ科、ナス科等の植物に強い活性が認められた。ヒト肺癌細胞株PC-6に対する細胞増殖抑制活性はバラ科、ヒノキ科、イソマツ科、ミソハギ科等の植物に強く認められた。活性の認められたエキスについては、更に詳しく検討するため分離精製に着手している。又、Peperomia obtusifolia(コショウ科)及びParthenocissus quinquefolia(ブドウ科)の成分研究を行い、新規化合物と既知化合物を単離しその結果を投稿し、同定した成分については今後生物学的検定を行う予定である。
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