研究課題/領域番号 |
09042012
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研究機関 | 神戸薬科大学 |
研究代表者 |
加藤 篤 神戸薬科大学, 薬学部, 教授 (50068326)
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研究分担者 |
アルバート R. チンバザサ動植物園, 兼 アンタナナリボ大学・薬学部, 園長兼助教授
マセンゲ S.G. ナイロビ大学, 理学部, 講師
ジュマ F.D. ナイロビ大学, 医学部, 教授
西山 由美 神戸薬科大学, 薬学部, 助手 (30248116)
徳田 春邦 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (60111960)
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キーワード | Hypoxis angustifolia / コキンバイザサ / マダガスカル生薬 / 抗ガンプロモーション活性 / Pentenyne bis(glucosidephenol) / Uvaria spp. / ジヒドロカルコン / 抗ガン活性 |
研究概要 |
(1)マダガスカルの制ガン活性物質の探索を目的とした天然薬物調査:Fort-DauphinおよびAmbosaryを中心とした南部地域と中央西海岸地域のMorondavaにおいて民族生薬(薬物)の調査・蒐集と未利用植物の調査採集を行った。両方で40種類の植物種を数えることができ、そのうち3種のものについて抗発がんプロモーション活性試験を行ったところ、次の2種のものに活性が認められた。なお、試験はEBV(Epstein-Barr Virus)活性化抑制試験を用いた。Hypoxis angustifolia(root)は10μg/mlで%control(%viability)は37.8(70)、1μg/mlで78.2(70)を示し、また、伝承医の用いている薬物RESONDRO(基原は調査中)は10μg/mlで38.2(60)、1μg/mで80.4(60)を示した。但し、TPA(20ng/ml)=100%の条件で行った。 (2)ケニア産民族生薬Uvaria acuminata(バンレイシ科)から単離されたジヒドロカルコン類の抗がん活性スクリーニング:東アフリカ地域等に東南部で、ギリアマ族が沈痛薬、抗菌薬として用いられている本植物の根からジヒドロカルコン類として6種の新規化合物を含む12種の化合物を単離し構造決定した。そのうち、5-(2'-hydroxybenzyl)-diuvaritinのような構造のジヒドロカルコン類はHCC(ヒト培養ガン細胞パネル)スクリーニングを行ったところユニーク度の高い抗がん活性を示した。
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