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1998 年度 実績報告書

東アジアにおける18世紀刑事判例のコンピュータ民族学的研究:中国、日本、韓国、ヴェトナムの比較

研究課題

研究課題/領域番号 09044016
研究機関国立民族学博物館

研究代表者

杉田 繁治  国立民族学博物館, 民族学開発センター, 教授 (40026042)

研究分担者 谷井 俊仁  三重大学, 人文学部, 助教授 (00242470)
嶋 陸奥彦  東北大学, 人文部, 教授 (30115406)
藤本 幸夫  富山大学, 人文学部, 教授 (70093458)
山本 匡  国立民族学博物館, 民族学開発センター, 助手 (40262381)
朝倉 敏夫  国立民族学博物館, 民族社会研究部, 助教授 (40151021)
キーワード東アジア / 家族・親族 / 法 / 歴史 / コンピュータ民族学 / 18世紀
研究概要

日本、韓国、ヴェトナムは、唐の律令、明、清の法典など中国の法体系を受容してきたが、それぞれの国の社会構造や政治体制と結びつき、近世にはそれぞれ独自の法体系を形成してきた。
これら4か国で18世紀に編纂された刑法資料は、すべて漢字で書かれているという共通性をもっており、そこに表れる訴訟や刑事判例について漢字語のデータベースを作成し、これをもとに、加害者と被害者の関係を家族、親族に限定し、例えば殺人という罪に対し、尊属か卑属か、男性か女性か、嫡系か傍系か、父方か母方かなどの関係により、どのような罰が下されるのか、4か国を比較分析することによって、家族、親族の範疇、女性の地位など、それぞれの国の社会構造の特質を抽出することが、本研究の目的である。
前年度までの共同研究では、史料を特定し、その解題、語彙集を作成するとともに親族間における殺人の事例に限定し入力のコード化の議論を進めてきた。今年度の共同研究では、出力されたデータの分析を行うとともに、それをもとに事例の範囲を広めた入力のコード化を比較文化研究に使用できるよう再検討し、より凡例性と精度の高いデータベースの作成をめざした。そしてこのデータベースをもとに各研究者ごとにテーマを定めて研究を展開することにした。
今年度の日程は以下のようであった。
1. 第3次ワークショップと中間発表(於:オランダIntemational Conference of Asia Scholars及びhiden大学、期間:1998年6月24日-7月3日)
2. 第4次ワークショップと現地研究者との交流(於:ヴエトナム、ハノイ大学、期間:1998年11月1日-11月8日)
3. 第5次ワークショップと研究成果とりまとめのための作業(於:国立民族学博物館及び東北大学、期間:1999年2月6日-2月15日)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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