• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

緊急時における社会システムの危機管理体制に関する日米共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 09044021
研究機関政策研究大学院大学

研究代表者

大山 達雄  政策研究大学院大学, 大学院・政策研究科, 教授 (30134323)

研究分担者 TROTTER Lesl  米国コーネル大学, 工学部・オペレーションリサーチ大学院, 教授
HALL Nichola  米国オハイオ州立大学, 公共政策経営大学院, 教授
HUFF Ronald  米国オハイオ州立大学, 公共政策経営大学院, 教授
丹羽 冨士雄  政策研究大学院大学, 大学院・政策研究科, 教授 (70091915)
キーワード危機管理 / 数理計画モデル / 公共政策 / FEMA
研究概要

数理モデルの応用としての公共政策部門全般への適用例のサーベイを行った。これらの成果は翻訳「公共政策ORハンドブック」として平成10年4月に刊行予定である。なお本書には、公共政策部門全般へのORの理論と手法の適用例が紹介されている。救急医療施設の配置問題とモデル解析、リスクの予測と管理、危機施設の配置、環境の質管理、そしてモデル分析全般への問題点と指針、等ほぼ全ての分野への応用例の概要が示され、モデルの定式化等についても記述されているため、それらについてのサーベイを行った。
一般的な数理計画モデルの定式化等についても、「数理計画モデル分析と基礎的定式化技法」としてオペレーションズリサーチ誌(1998年4月号)にまとめた。本稿は数理計画モデルを使用する際の定式化技法あるいは分析手法について基本的な要件をまとめたものである。さらに数理計画モデル分析全般の課題と将来展望についても記述がなされている。また、最も一般的かつ基本的な最適化問題である最短経路問題について、「最短経路問題とその周辺」としてオペレーションズリサーチ誌(1997年12月号)にまとめた。首都圏における交通路線選択問題についても実データをもとに例題が示されている。本問題の実用的価値と理論的興味という両観点からの分析が示されている。
Ronald Huff教授とは、FEMA(連邦危機管理庁)についての概要を整理し、その目標と課題をまとめた。
Nicholas Hall教授とは、配置配分問題に対する数理計画モデルの定式化を提起し、理論と方法論の開発を試みた。
Leslie Trotter教授とは、緊急時のネットワーク構造システムの解析手法の開発を試み、アルゴリズムの適用可能性の検討を試みた。

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi