研究課題
1)今年度は、雲南省路南彝族自治県において、すでに予備調査を行った圭山郷と板橋鎮を選び、そこにおける農村定期市と関連する近隣農村にかんする詳細な実態調査を中国側研究分担者の協力の下に行った。そのためにイ)候補地点にかんする予備調査を中国側に委託して進めた。ロ)その上で詳細なアンケート調査表を作成した。調査表はa)農村市場に参加した農民や小商人たちに対するものと、b)その市場に多くの農民を送り出しているいくつかの典型農村向け、の2種類を、中国側研究者と相談しながら作成した。この調査結果は膨大なために、現在電算機に入力している過程にあり、これに基づいてのデータ解析を始める予定であるハ)その調査表に基づいて本調査を実施し、調査表を回収するが、本調査は中国側が日本側に委託を受けて実行シ、その結果を見て日本側研究者チームが補足調査と関連する調査、すなわち路南県の財政局をはじめとする政府各部門、および銀行や信用合作社におけるを行った。2)当該農村市場の発展に関する歴史的調査(文献調査を含む)を行い、文献、統計調査を通じて、雲南省における農村市場化の歴史的展開を押さえた。3)中国側研究者を日本に招き、東京において雲南省農村市場化にかんするワークショップを行った そのさい、来年度の調査計画についても話し合われ、具体的調査地点、調査方法について情報を交換した。
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