研究課題
1. 路南?族自治県(現在は改名された石林県)に3いて、すでに予備調査を行った圭山郷と板橋鎮を含む3カ所の地点を選び、そこにおける農村定期市と関連する近隣農村にかんする詳細な追跡実態調査を行い、収集したデータはコンピュータに入力した。その結果は現在分析中である。調査表はa)農村市場に参加した農民や小商人たち50人に対するものと、b)その市場に多くの農民を送り出している2つの典型農村の農家100戸に対するものの2種類を、中国側研究者と相談しながら作成された。2. 当該農村市場の発展にかんする歴史的調査(文献調査を含む)を行い、当該県において日中双方で県、郷、村レベルの多数の幹部にインタビューを実施し、体制改革以後の財政・金融、貧困対策、食糧・煙草買い付け制度など、各種制度の変化、市場化の推移を調べた。3. 2月12日に東京において中国側研究者を招待してワークショップを開催し、これまでの研究成果を報告し合うとともに、研究成果の出版に向けて各自執筆論文にかんする紹介と、論文内容にかんする検討を行った。
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