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1998 年度 実績報告書

リモートコーディネーションの文化的受容性の日本・北欧比較

研究課題

研究課題/領域番号 09044029
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

田村 博  京都工芸繊維大学, 大学院・工芸科学研究科, 教授 (70029411)

研究分担者 SATOFUKA Fum  Department of Business and Manegement, U, Professor
ALLWOOD Jens  Faculty of Humanitics & Art, Univ. Gotebor, Professor
渋谷 雄  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (70226190)
米谷 淳  神戸大学, 大学教育研究センター, 助教授 (70157121)
宮尾 克  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研, 教授 (70157593)
キーワード電子メイル / 社内公用語 / 文化的受容性 / 漢字コード / 社会還元 / 北欧 / 日本
研究概要

欧州よりJ.Allwood,F.Satofuka,I.Kantolaの3名を招聘し,東京において企業調査,京都,神戸において研究成果の交流会及び中国訪問の事前打ち合わせを行った。日本及び中国で展開する北欧系企業として,E社およびN社を取り上げ,東京において訪問調査を行った。欧州より参加の3名に加えて,日本からは田村,宮尾が中国を訪問し現地では,通訳のできる日本人の協力を得て多くの成果を上げることができた。中国で展開する日本企業としてFt社およびFn社を対象として企業訪問を行った。他に日本企業と技術提携している中国国営企業を訪問調査した。
調査の内容は多岐にわたるが,社内風土,社内公用語,電子メイル,携帯電話の利用状況,中文人力法とパソコン利用,自動機械と自助機械,品質管理などに関心が注がれた。言語について云えば,北欧系企業では社内は全て英語で統一されているとの建て前であるが,現場で現地語が活かされないハンディーは余り認識されていなかった。日系企業は中国以外では英語で統一されているが,中国だけは例外で現地語と日本語が使われており,リモートコーディネーションの複雑さを理解させられた。収集された研究資料は一方で時間を掛けて分析する予定であるが,同時に当面の活動指針として社会的に還元することが大切である。本計画の共同研究者を中心にシンポジウム「携帯電話の利用性と人間工学」を企画したところ,関連学会,内外の企業および研究機関の積極的な支援をえて1998年12月4,5両日京都で開催され,リモートコーディネーションの技術と文化について活発な討論が行われ成功裏に終了することができた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 田村 博: "携帯電話の利用規制をめぐる技術と文化のコーディネーション" シンポジウム「携帯電話の利用性と人間工学」資料集. 1-6 (1998)

  • [文献書誌] 田村 博: "携帯利用者マナーと人間工学-ネットワーク会議討論での学生の発想-" シンポジウム「携帯電話の利用性と人間工学」資料集. 65-68 (1998)

  • [文献書誌] 田村 博: "リモート・コーディネーションの文化的受容性の研究" Human Interface News and Report. 12巻3号. 363-366 (1997)

  • [文献書誌] 田村 博: "「発想の森」モデルを用いたネットワーク会議における発想の成長プロセスの特性分析" ヒューマン・インタフェース・シンポジウム. 第14回. 727-732 (1998)

  • [文献書誌] 米谷 淳: "若者のメディア化-メディアの使い分けと棲み分け" シンポジウム「携帯電話の利用性と人間工学」資料集. 49-54 (1998)

  • [文献書誌] 宮尾 克: "携帯電話の安全性と人間工学" シンポジウム「携帯電話の利用性と人間工学」資料集. 55-58 (1998)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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