研究課題/領域番号 |
09044037
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研究種目 |
国際学術研究
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応募区分 | 共同研究 |
研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
河内 徳子 大東文化大学, 文学部, 教授 (10129934)
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研究分担者 |
照本 祥敬 琉球大学, 教育学部, 助教授 (10227530)
折出 健二 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20109367)
浅野 誠 中京大学, 教養部, 教授 (20044951)
藤本 卓 大東文化大学, 文学部, 助教授 (10245962)
沼口 博 大東文化大学, 文学部, 教授 (80102193)
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キーワード | いじめ / グローバルエデュケーション / インターベンション / ピ-スメーカー / コンフリクトレドリューション / スクールポリシ- / 人権教育 / ピアメディエーション |
研究概要 |
カナダの初等教育ならびに中等教育機関において展開されているグローバルエデュケーションやホールスクールポリシ-などの包括的な教育理念に基づいた学校運営、生徒集団の指導・援助、父母との協力・共同、教育委員会との連係など、具体的な状況について調査を行なった。特に学校現場の教師や子供達、学校運営に関わる父母や教育委員会関係者達との意見交換は、貴重なものであった。また、いじめなどに対するカナダの具体的な対応策についての様々な資料や文献などについても収集をすすめた。 国内では福島、東京、横浜、名古屋、北九州、沖縄の各協力校との協議、研究会を開催し、各校の取り組みを把握しつつ、グローバルエデュケーションやホールスクールポリシ-といった観点から具体的な教育活動の可能性について検討した。特に「いじめ打開策」の実施の一環としてのアンケート調査の作成と打開のための具体的な活動(アクティビティ)プログラムの開発を、現場教師との協力の下に行なってきた。 また、カナダ側の研究者も日本の小学校、中学校(横浜、東京)を訪問、日本の全学校集団での取り組みや学級での集団形成などについて意見交換を行なった。特にカナダ側からは生徒集団の特質や学歴に対する強い強迫観念との関係についての質問が出された。またカナダ側で開発したインターベンションプログラムについての紹介と実践も行なった。こうした研究や実践的な交流により、日本とカナダの共通する点と異なる点が明らかになった。
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