研究概要 |
(1) Landau-Zener-Stueckelberg型とRosen-Zener-Demkov型を抱合する統一的理論の候補として期待されている指数関数ポテンシャルモデルに対して多くの成果をあげる事が出来た(既発表論.文の1,2,5)。研究は更に発展している。 (2) Zhu-Nakamuraの非断熱遷移理論を用いて、0+HO→OH+Oの共線型反応における鋭い共鳴を見事に再現し理論の有効性を示した(発表論文3)。 (3) 水素原子移行反応Cl+HBr→HCl+Brの量子動力学計算を超球楕円座標系を用いて実行し、ポテンシャルリッジと振動非断熱遷移の概念で反応機構を解明することに成功した(発表論文4)。
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