研究分担者 |
ROWLAND John ラフバラ大学, 理学部, 講師
PRICEーWILKIN ミシガン大学, 図書館, ディジタル図書館サー
OLSON Gary ミシガン大学, 情報学大学院, 暫定学部長兼教授
阪口 哲男 図書館情報大学, 図書館情報学部, 助教授 (10225790)
杉本 重雄 図書館情報大学, 図書館情報学部, 教授 (40154489)
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研究概要 |
ディジタル図書館(Digital Library)が世界情報基盤上の重要な分野と認められ、現在、世界各国でディジタル図書館の研究開発が進められている。しかしながら、電子化文書、メタデータ、情報アクセスと利用者支援の方式、多言語環境等、ディジタル図書館を実現する上でキーとなる項目に関する国際的な観点からの研究は十分に進められていない。 本研究は、本学を中心として、ラフバラ大学(Loughborough University,英国)とミシガン大学(University of Michigan,米国)の図書館情報学関連の研究者が連係し、国際間でのディジタル図書館の相互利用を進めるために解決しなければならない種々の問題に関して議論し、問題点を明らかにし、それらの解決方法を明らかにすることを目的としている。 平成10年度においては,多言語テキスト入力機能を持つ多言語文書ブラウザ,日本の昔話の多言語ディジタル文庫,多言語テキスト検索システムなど本学で開発したシステム,本学附属図書館のディジタル図書館システムのためにDublin Core Metadata Element set(Dublin Core)に基づいて設計した日本語資料向けコアメタデータ等と,ラフバラ大学における電子雑誌の利用性の研究,ミシガン大学におけるディジタル図書館の実運用サービスからの知見などを相互に意見交換した。 漢字圏,アルファベット圏の外である東南アジア地域のディジタル図書館のための情報技術に関する研究調査を行うとともに、タイの研究者と協力してバンコクにおいて研究討論を行った。この際,ネットワーク上での情報資源発見のために必要なメタデータを多言語で記述し,しかも相互利用性を損なわないようにするための多言語によるDublin Coreの参照定義の蓄積・提供方法について研究討論した。
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