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1997 年度 実績報告書

宇宙からの東アジア環境モニタリング

研究課題

研究課題/領域番号 09044139
研究種目

国際学術研究

応募区分共同研究
研究機関東京理科大学

研究代表者

高木 幹雄  東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (30013113)

研究分担者 横山 隆三  岩手大学, 工学部, 教授 (60005395)
中島 映至  東京大学, 気候システム研究センター, 教授 (60124608)
本多 嘉明  千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 助教授 (60251774)
柴崎 亮介  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (70206126)
杉森 康弘  東海大学, 海洋工学部, 教授 (90013581)
キーワード地球環境 / リモートセンシング / 海洋学 / 気象学 / 土地利用 / 水文学
研究概要

本研究計画は,日韓が協力して,東アジアの気候変動,黄砂,酸性雨,雪氷,植生変動,大気・海洋循環,汚染等の問題で,学術的科学的情報を交換し,学術研究のための衛生データ,地上検証データ,グローバルなデータセットの収集と交換に協力し宇宙からの東アジアの環境に関する共同研究を推進することを目的とする。
衛星を利用した地球環境の研究において,我国には1日の長があるが,前5回の日韓シンポジュウムで刺激を受け,韓国側も体制を整え,表記の課題と同じタイトルで長期間に及ぶ大規模なプロジェクト(Project EMSEA : Environ mental Monitoring from Space of East Asia)を計画し,衛星の受信・処理システムの建設をKAISTの崔教授を中心に具体化し,本年度にはリモートセンシングセンターの建設に着手した。広域に渉る東アジアの環境を解明するためには,近隣の国々が検証データを交換し,共同研究を推進することが不可欠であり,先方には我国との共同研究を強く希望している。日韓両国が手を携えて研究を進めていくために,先方の研究者と意見を十分に交換し,有効な共同研究を行う方策を調査することも本研究の大きな目的である。
本年度の全体会議は,平成9年11月5日,6日,7日に第6回EMSEA Symposiumを釜山で開催し,日本側19件,韓国側29件の研究発表会を開き,韓国側から多数の参加者があり,盛会であった。年々,研究のレベルが高くなり,双方の研究が進展していることが伺われる。その席上,韓国リモートセンシング学会より,両国の代表である崔,高木教授に対して日韓の交流に貢献した功績により名誉員が送られた。全体会議の前後は,両方の研究者が,共同で研究すべきテーマを提案し,具体的な検討を行い,各テーマ毎に共同研究としての案を作成することにした。その結果,本年度から開始したエアロゾルに関する共同研究は,この会議の前後にもソウル,大田で会合を開き,成果も大きく,来年度も続けることが決まった。また,海洋関係,土地利用関係の共同研究が提案され,双方の関係者で具体案を作成することとなった。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 高木 幹雄: "NDVI変動観測のためのNOAA衛星データの相対的大気効果補正" 写真測量とリモートセンシング. Vol.34,6. (1996)

  • [文献書誌] Nakayama, M.: "DMSP/OLS Imagery to Estimate Population" Proc.International Symposium on Resource and Environmental Monitoring. (in print). (1998)

  • [文献書誌] 本多 嘉明: "モンゴル草原における広域観測領域を代表する最小面積に関する研究" 写真測量とリモートセンシング. Vol.36,5. 20-26 (1997)

  • [文献書誌] H.Fukushima: "Asian Dust aerosol : Optical effect on satellite ocean color signal and a scheme of its correction" Journal of Geophysical Research. Vol.102 D14. 119-130 (1997)

  • [文献書誌] S.Imawaki: "Time series of the Kuroshio transport derived from field observations and altimetry data" International WOCE Newsletter. Vol.25. 15-18 (1997)

  • [文献書誌] T.Nakajima: "Development of a Two Channel Aerosol Retrieval Algorithm on Global Scale Using NOAA/AVHRR" J.Atmos.Sci.(in press). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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