研究課題/領域番号 |
09044159
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研究種目 |
国際学術研究
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応募区分 | 共同研究 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小林 潔司 京都大学, 工学研究科, 教授 (50115846)
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研究分担者 |
多々納 裕一 京都大学, 防災研究所, 助教授 (20207038)
奥村 誠 広島大学, 工学部, 助教授 (00194514)
喜多 秀行 鳥取大学, 工学部, 教授 (50135521)
藤田 昌久 京都大学, 経済研究所, 教授 (90281112)
岡田 憲夫 京都大学, 防災研究所, 教授 (00026296)
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キーワード | 地域経済 / 社会資本整備 / グローバライゼーション / 知識 / 経済成長モデル |
研究概要 |
本研究は、国際空港、港湾・学術研究機能・情報知識集積機能といった国際的社会資本の整備がアジア圏やEU圏といった国際地域圏の経済統合化に及ぼす役割についての本質的理解を目的として日本とスウェーデンの交通・地域経済学・土木工学を専門とする研究者による共同体制をとって取り組んでいる。 初年度である1997年度は、一つには、国際的社会資本の整備を念頭におきつつ、従来より多くの研究分担者が取り組んできた「多国・多地域経済成長モデルの研究」をテーマとした。また「世界都市ネットワークの進展と国際社会資本整備」という共通テーマのもとで各自の専門領域において現象記述と規範的議論の双方から研究テーマを持ち寄った。とりわけ近年の学問的トピックともいえる「複雑系」としての地域圏(経済)システムの変容過程、近年わが国の地域整備において最重要課題となっている費用便益分析の標準化とそれをふまえた社会基盤整備の計画論、また(地域間)高速交通体系の発展と都市・地域の変化過程に関する実証的研究などが目立っている。 1997年10月に京都で行ったワークショップではいくつかの研究報告が行われたが、そのうちのいくつかについては英文書籍にまとめ出版することを検討している。 以上に示したように本研究では初年度より地域経済学、地理学等における科学的知見を得るとともに国家的政策や国際協調方策の立案に対して有用となるであろう知見を得ている。
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