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1997 年度 実績報告書

アジア参照触媒の設立に基づく適正な環境触媒技術に関する共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 09044169
研究機関鳥取大学

研究代表者

丹羽 幹  鳥取大学, 工学部, 教授 (10023334)

研究分担者 片田 直伸  鳥取大学, 工学部, 講師 (00243379)
松橋 博美  北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (70192341)
竹口 竜弥  京都大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30227011)
上野 晃史  静岡大学, 工学部, 教授 (30135420)
岡本 康昭  島根大学, 総合理工学部, 教授 (80029553)
キーワードアジア参照触媒 / 環境触媒 / 酸性雨 / 資源有効利用 / 触媒キャラクタリゼーション / 脱硫・脱硝触媒 / 固体酸触媒 / アルミナ
研究概要

アジア参照触媒が設立され、韓国・台湾・インドネシア・タイにおいて、主としてアルミナ・ゼオライト参照触媒が各国の配布拠点から多くの研究者に配布された。
同時に参照触媒を用いた環境触媒技術確立のための基礎調査が開始された。本年度は日本から韓国・台湾へ研究者を派遣した。韓国では酸性雨と石油資源有効利用に関して、台湾では酸性雨と環境触媒技術の現象に関する調査を行なった。韓国では酸性雨の解消と石油資源有効利用のための脱硫、炭化水素のクラッキング・重合のための固体酸触媒に対する需要が大きく、台湾では脱硫・脱硝触媒の研究が盛んである。他の国々からも情報を収集したところ、脱硫触媒に対する需要が高いようであった。
さらに両国でシンポジウムに参加、参照触媒を用いた共同研究の利点並びに触媒キャラクタリゼーションの標準化に関する日本での経験を講演した。韓国では、担持金属触媒のキャラクタリゼーションに欠かせない一酸化炭素吸着実験およびクラッキングに用いる固体酸触媒の昇温脱離実験についての質問が集中した。
一方、韓国から日本へ研究者を招聘し、韓国における環境触媒技術の現状の報告を受けた。すでに本年度配布した参照触媒アルミナを利用し、石油資源有効利用のための固体酸触媒として硫酸ニッケル担持アルミナが、エチレンの有効利用のための二量化触媒としてフッ素担持アルミナが開発された。韓国の研究者は鳥取大・岐阜大・静岡大を歴訪、固体酸触媒のキャラクタリゼーション・ゼオライトの合成などについての情報を収集した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Miki Niwa: "Proposal of Cooperative Study toward Establishing Asiacatalyst" Korean J.Chem.Eng.16巻6号. 519-520 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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