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1998 年度 実績報告書

オペラビリティ・スタディ自動解析システム

研究課題

研究課題/領域番号 09044171
研究機関岡山大学

研究代表者

鈴木 和彦  岡山大学, 工学部, 教授 (50196797)

研究分担者 VEIKO Rouhia  VTT Manufacturing Technology, 教授
PERTTU Heino  VTT Manufacturing Technology, 上級研究員
島田 行恭  岡山大学, 工学部, 助手 (10253006)
キーワードHAZOP / 危険度評価 / バザード解析 / 知識工学 / 安全系設計
研究概要

安全評価システムに関して,技術情報の交換を行うとともに,VTT側との共同研究により,連続プロセスおよび回分プロセスに対するオペラビリティ・スタディ自動解析システムを開発した.VTT側で開発したシステムについて検討し,システムの一部を改良し,回分プロセスへの対応を可能とした.このシステムは符号付き有効グラフでプロセス異常をモデル化しているが回分プロセスの解析は不可能であった.すなわち,回分プロセスの反応時については,運転が非定常であり,配管よりの反応物質の出入りがなく,連続プロセスのオペラビリティ・スタディとは全く異なる.冷却,加熱装置,撹拌装置,触媒供給装置などの周辺装置の異常,操作時刻の異常(遅れ,早すぎ)など回分プロセス特有の異常の伝播構造を考慮した解析システムを開発する必要があった.この問題に対して,符号付き有効グラフモデルを改良し,回分プロセスへの対応を可能とした.さらに,開発したシステムによりいくつかのプラントを対象として解析した.いくつかの例題に適用し,これにより実用上の問題点を明らかにした.連続プロセスでは,プラント配管内,設備を異常が伝播するが,異常の伝播構造のモデル化と異常伝播に基づく解析システムを開発した.また,オペラビリティ・スタディ自動解析システムの解析能力は異常情報データベースに大きく依存するため,プロセス異常情報の構造化に焦点を置き議論を進め,システムを開発した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 島田行恭: "信号経路自動探索によるフォールトツリー自動生成-基本アルゴリズム-" 安全工学. 37・2. 95-103 (1998)

  • [文献書誌] 島田行恭: "信号経路自動探索によるフォールトツリー自動生成-実システムへの応用-" 安全工学. 37・6. 432-440 (1998)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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