研究課題/領域番号 |
09044172
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研究種目 |
国際学術研究
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応募区分 | 共同研究 |
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
青山 勳 岡山大学, 資源生物科学研究所, 教授 (10026239)
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研究分担者 |
LIU Dickson カナダ国立水科学研究所, 主任研究員
小野 芳朗 岡山大学, 環境理工学部, 助教授 (50152541)
早津 彦哉 岡山大学, 薬学部, 教授 (10012593)
羅 栄 岡山大学, 資源生物科学研究所, 助手 (10284093)
岡村 秀雄 岡山大学, 資源生物科学研究所, 助手 (90253020)
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キーワード | バイオアッセイ / 有害化学物質の管理・制御 / 毒性評価 / バイオアッセイの教材作成 / 国際比較 |
研究概要 |
今日、有害化学物質による環境汚染は生態系と人類の存亡に関わる問題として国際的に共通な問題として認識されるに至った。有害化学物質による環境汚染の管理、制御方法は、それぞれの国の考え方や事情により、統一された同一の方法によって行われている訳ではない。我が国は全国一律の環境基準値を設定し、定期的にモニタリングする事によって化学物質による環境汚染を管理している。ヨーロッパ、カナダ、アメリカ等ではバイオアッセイを有効に利用し、化学物質の検知と管理を行っている。本研究は上述のように国によって化学物質の管理、制御の考え方、方法が異なるので、この問題に関して各国の実状を調査し、国際的な比較を行うことによって近い将来の我が国のあり方についての検討に資することを目的とする。 今年度日本側からは、オーストラリア、中国を訪問し、我が国の動向について報告するとともに、同国の様子についての情報を得た。両国とも現状に於いては特別な管理システムはなかった。特に中国は現状では有害化学物質による環境汚染に対する認識は薄いと察せられた。オーストラリアでは様々なバイオアッセイが研究されていた。またカナダからは共同研究者を招聘し、有害化学物質の微生物分解についての意見交換と今後の共同研究の進め方について相談した。更に国内共同研究者をカナダに派遣し、高等動物のヒドラを用いたバイオアッセイについての共同研究を行い、その研究手法について教材としてビデオキャメラに納めた。別のカナダの共同研究者は、既にいくつかのバイオアッセイの手法をビデオキャメラで撮影済みである。本研究の目的の一つに、国際的な観点からバイオアッセイの手法をキャメラに撮影し、これを誰もが汎用的に使用できることを目指している。
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