研究課題/領域番号 |
09044185
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
松田 磐余 関東学院大学, 経済学部, 教授 (60087145)
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研究分担者 |
宮野 道雄 大阪市立大学, 生活科学部, 教授 (00183640)
荏本 孝久 神奈川大学, 工学部, 講師 (90112995)
正木 和明 愛知工業大学, 工学部, 教授 (90078915)
瀬尾 和大 東京工業大学, 大学院・総合理工, 教授 (30089825)
あべ木 紀男 関東学院大学, 工学部, 教授 (60064094)
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キーワード | カラカス / 地震危険度評価 / サイスミック・マイクロゾーニング / 地形・地盤条件 / 常時微動 / カリアコ地震 / 強震計記録 / ワークショップ |
研究概要 |
平成9年6月21日から29日まで、松田・あべ木・荏本がカラカス市に赴き、ベネズエラ中央大学のゲバラ教授ならびに、ベネズエラ地震研究所のシンゲル所長および所員と研究の進め方についての打ち合わせを行い、今後の日本とベネズエラそれぞれの派遣者と派遣時期、研究計画などを合意した。また、地図・空中写真などの基本的資料を収集した。帰国後、地形・地盤条件を空中写真とボーリング資料から解析した。しかし、7月9日にカリアコで地震が発生し、ベネズエラ地震研究所からの研究員の派遣時期を大幅に変更せざるを得なくなった。正木が7月17日から8月6日まで、カラカスに行った際に、メキシコ国立防災センターに立ち寄り、この地震の震度調査の可能性や方法について検討し、ベネズエラ地震研究所に調査についてアドバイスした。また、常時微動を測定した。瀬尾(9月2日帰国)・あべ木・渡邊が8月25日から9月11日までカラカス市に出かけ、常時微動についてベネズエラ地震研究所員に講演し、共同研究の理解を深めるとともに、市内の常時微動を測定した。12月7日から19日まで、ベネズエラ地震研究所のサンチェスが来日し、関東学院大学において、常時微動測定結果の解析を行い、カラカス盆地内の卓越周期の分布を明らかにした。平成10年3月8日と9日に、グラナダ(研究代表者 瀬尾)・マニラ(研究代表者 あべ木)で行われている国際学術研究と合同でワークショップを開き、成果を発表した。ワークショップのプロシ-ディングスは現在準備中である。そのワークショップへの出席を兼ねて、ヘルナンデスが来日し、関東学院大学で強震計の記録を解析し、カリアコ地震の経験をカラカス市の地震危険度評価にどのように生かせるかを検討した。
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