研究課題/領域番号 |
09044205
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
応用微生物学・応用生物化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
堀之内 末治 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80143410)
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研究分担者 |
池田 治生 北里大学, 薬学部, 助教授 (90159632)
小河原 宏 明治薬科大学, 薬学部, 教授 (00097198)
山田 靖宙 大阪大学, 工学部, 教授 (00011891)
瀬戸 治男 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (10013335)
別府 輝彦 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (80011873)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | Japan-UK Joint Study / Steptomyces / 分子生物学 / 抗生物質生産 / 遺伝子工学 / 分子育種 / 二次代謝 / 形態分化 |
研究概要 |
本研究は放線菌の抗生物質生産、形態分化の調節機構を分子レベルで解明し、その成果を菌株改良の分子育種に結びつけるべく、英国のジョンイネス研究所の研究者との共同研究を行うものである。平成9年10月にはジョンイネス研究所にて日本側から15名が参加してワークショップ(放線菌の分子生物学に関するワークショップ)を開催し、互いの情報交換、共同研究の進め方について討論を行った。本ワークショップのプロシーディングを関連機関に送付することにより、その内容を一般に公開した。また、平成10年度秋には日本側研究者の代表として堀之内がジョンイネス研究所を訪れ、共同研究の成果を発表しあい、さらには将来にわたる共同研究の進め方を話し合った。一方、英国側の共同研究者であるHoopwood教授、Chater教授、Bibb教授の3人はそれぞれ個別に来日し、日本側研究者と情報交換を行った。分担研究者の1人である大西は平成10年4月から5月にかけて約3週間、ジョンイネス研究所にて実験を行い、Hoopwood教授、Bibb教授との共同研究を進めた。特筆すべき協同研究の成果として、あえて1つを選ぶならば、Bibb教授のグループと大阪大学の山田グループとの間で行われたStreptomyces coelicolorの抗生物質生産を誘導する低分子物質の単離と構造決定およびその受容体の遺伝子クローニングとその解析があげられる。このような活発な共同研究の成果を共同研究報告書としてまとめ、関連機関に送付した。放線菌研究において世界をリードする我が国と英国の研究者間の共同研究体制がより強固なものになったことで本研究課題の目的は十分に達成されたと考える。
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