研究課題/領域番号 |
09044242
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研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 |
研究代表者 |
山森 哲雄 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (80260206)
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研究分担者 |
渡我部 昭哉 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (40290910)
木津川 尚史 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (10311193)
小峰 由里子 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (90280586)
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キーワード | 長期記憶 / 小脳LTD / 遺伝子発現 |
研究概要 |
平成11年度は、以下の成果をあげた。 1)本年度は最終年度にあたるので、ここ三年間、Batini博士、Kado博士と共同で行って来たin vivoで小脳LTDを記録することを集中して行い成功させることができた。小脳LTDは、1982年に伊藤正男博士によって報告されて以来、運動学習のモデルシステムとして、分子、細胞、システムレベルでの研究が進み、脳機能解明の一つのモデルケースとなっているが、小脳LTDの研究自体は、主にスライスや培養細胞系を用いて行われて来た。しかし、海馬のLTPで良く用いられるような場電位記録による、小脳LTDは、in vivoでは、殆ど行われていない。これは、幾つかの技術的困案によるものであるが、小脳LTDと遺伝子発現の関連を明らかにするには、どうしても必要な系である。そこで、我々は、中脳レベル以上を除脳した標本を用いて平行線維と登上線維を共刺激することにより最高数時間までの小脳プルキンエ細胞の場電位LTDを観察することに成功した(投稿準備中)。 2)小脳LTDと遺伝子発現の関連について伊藤正男博士のグループと引き続き共同研究を行った(投稿準備中)。 3)脳神経系の進化を研究すべく大脳領野特異的な遺伝子の分離と解析の仕事を更に進めた(投稿準備中)。
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