研究課題/領域番号 |
09044246
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高田 賢蔵 北海道大学, 医学部, 教授 (30133721)
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研究分担者 |
丸尾 聖爾 北海道大学, 医学部, 助手 (70292018)
今井 章介 北海道大学, 医学部, 助教授 (60232592)
サグデン ビル ウィスコンシン大, マカードル研究所, 副所長兼教授
ウォルフガング ハンマー ドイツ臨床分子生物学, 腫瘍遺伝子研究所, 部長
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キーワード | EBウイルス / 遺伝子治療 / ウイルスベクター |
研究概要 |
EBウイルス増殖のためのパッケージング細胞開発を行った。EBV DNAは約172キロ塩基対(kbp)の長さである。EBV産生に際してEBV DNAがウィルス粒子内ヘパッケージングされるためには、ウイルスDNAのサイズは150-200kbpの範囲になければならないことが明らかとなっている。そこで、EBV産生細胞株であるAkata細胞のウイルスDNAへ約50kbpの長さの外来DNAを組み込んだ。得られた細胞では、ウイルス産生を誘導してもウイルスDNAが大きすぎるためパッケージングされず、感染性のウイルス粒子が産生されないことが期待される。このような細胞へEBVの複製起点配列とパッケージングシグナル、外来遺伝子を含むDNAを導入すると、コンカテマーを形成して、パッケージングに適当なサイズで切断されて、ウイルス粒子中に取り込まれることを確認した。
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