研究課題/領域番号 |
09044281
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中山 晋介 名古屋大学, 医学部, 助教授 (30192230)
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研究分担者 |
CLARK Joseph F. オックスフォード大学, 生化学, 講師
BRADING Alison F. オックスフォード大学, 薬理学, 教授
久場 健司 名古屋大学, 医学部, 教授 (60080561)
SMITH Lorraine M. オックスフォード大学, 薬理学, 研究員
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研究期間 (年度) |
1997
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キーワード | マグネシウム / 生理学 / 細胞生物学 / カルシウムチャネル |
研究概要 |
1)Dr Joe Clark(Oxford大学生化学)の大学院生であるMs Gail Pyneは、平成9年6月末に2週間、名古屋大学医学部生理学第一教室に滞在して、研究代表者の中山と、Mgに関する実験を行った。くも膜下出血時の脳脊髄液は、脳血管を攣縮させることが知られている。Dr ClarkとMs Pyneは、この血管攣縮物質の高感度アッセイ法を開発した。そして、血管攣縮物質が細胞内Mgを変動する可能性を示唆してきた。名古屋大学では、酸素消費と血管平滑筋張力の同時測定から、このMgに関する研究を補完する実験を行った。この結果は、FASEB Meetingにて発表された。 2)中山は、平成8年中旬より5週間、Oxford大学薬理学教室(Brading教授)で、平滑筋のCaチャネルに関する細胞内Mgの作用の実験を行った(Ca-induced Ca releaseへの作用と、Mgの直接のCaチャネル開口機序への作用)。Dr Lorraine Smith(Oxford大学薬理学)は、このとき培養平滑筋を用いた実験を行い、本研究に参加した。またこのとき、Dr Clarkとも今後の実験予定について検討した。 3)Dr Clark,Dr Peter Flatman(Dr Smithのもとsupervisor,Edinburgh大学)と中山は、金沢で行われた日本生理学会でのMgに関するシンポジウムで、講演を行った。Drs ClarkとFlatmanの講演は、英国祭98関連のイベント(UK98 Series Lecture)としてThe British Councilよりサポートされた。また中山は、このseries lectures(名古屋、東京等でも開催)を統括した。
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