研究課題/領域番号 |
09045004
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
川那部 保明 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 教授 (10169740)
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研究分担者 |
青柳 悦子 (神郡 悦子) 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (70195171)
有吉 豊太郎 筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (00039984)
金原 禮子 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 教授 (20091895)
増尾 弘美 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (70266229)
広瀬 浩司 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (90262089)
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キーワード | イヴ・ボヌフオワ / ジャック・デュパン / アンドレ・デュ・ブシェ / タルコット / フオーレ / 禅 / 日本近代詩史 |
研究概要 |
本年度は3年間の研究期間の最終年度として、次の2点を中心にまとめの作業をすすめた。 1.Ecritures France-JapanというタイトルのもとにPresses Universitaires de Valenciennes より出版される本に、研究代表者および各研究分担者が、執筆すること。 2.何回かに分けてセミナーをひらきつつ、今後の研究の方向を明確にすること。 1.に関しては、1999年秋に出版され、成果を世に問うことができた。 2.に関しては、前後5回のセミナーを開いた。内訳は、 (1)イヴ・ボヌフオアの詩論と禅の思想(1999年12月、有吉) (2)フランス詩との対照で辿る日本近代詩史(1999年12月、川那部) (3)日本のイメージとジャック・デュパンの詩(1999年11月、 Giusto) (4)アンドレ・デュ・ブシエ、タルコワトと禅的芸術(1999年11月、Nogacki) (5)フオーレの音楽と日本(2000年3月、金原) 今後は、相互照射の前提としてある距離と断絶を強烈に意識しながらも、異・文化としてのフランス/日本文化に触れたときに燃えあがる火花をそのまま見つめ、その火花に芸術としてのかたちを与えようとした人々の営為を、さらに具体的に探っていくことが中心課題となろう。
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