研究分担者 |
楊 麗珠 遼寧師範大学, 教育系, 助教授
總 華忠 遼寧師範大学, 教育系, 教授
宋 誠如 遼寧師範大学, 学長
照屋 博行 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (30036941)
田中 敏明 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (50036935)
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研究概要 |
今回の共同研究にあたっては,まず前回の研究成果「少子化時代における子どもの生活・分化・環境に関する日中間比較分析的研究」をふまえながら推進することを確認した。 今後の方向性としては,少子化現象のもとで,児童・生徒・学生が少子化・高齢化社会を,どのように受けとめているのか,また日中の幼稚園に通園する子どもを持つ保護者に対して,高齢化社会を迎えるにあたっての子どもに対するとのような期待を待っているのかなどの調査を実施することで論議を深めることができた。今年度の主要な研究課題は,以下のように行われた。 1)1997年12月9日遼寧師範大学からの共同研究者の招聘の際に,朱誠如学長から,少子化社会を迎えて,中国の教育養成大学としての改革状況について,本学の教職員・学生・院生を対象に教育セミナーを開催したところ,おりから本学の改革問題が進行中でもあり,大きな関心を呼び,多くの参加者を得た。 2)それぞれの教育プログラム作成に向けて,調査内容の具体的な検討に入り,両国の幼児養育,家庭教育,障害児教育の制度的な違いや特徴を確認しながら,少子化・高齢化社会に対応した調査を実施できるように,突っ込んだ話合いを行った。 3)両国の教育養成大学に在籍する学生を対象に,少子化・高齢化社会への意識の違いや特徴を明らかにし,これからの指導に必要なプログラムを検討した。
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