研究課題/領域番号 |
09045016
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
荒木 勉 筑波技術短期大学, 機械工学科, 助教授 (70232048)
|
研究分担者 |
松藤 みどり 筑波技術短期大学, 聴覚部一般教育等, 助教授 (30271464)
PAULY Martin Edmund 筑波技術短期大学, 視覚部一般教育等, 助教授 (90238832)
渡辺 隆 筑波技術短期大学, 電子情報学科, 教授 (60015865)
小林 正幸 筑波技術短期大学, 聴覚部教育方法開発センター, 教授 (50215365)
米山 文雄 筑波技術短期大学, 機械工学科, 助手 (20220775)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1999
|
キーワード | 聴覚障害 / マルチメディア / インターネット / 全国ろう学校プロフィール / テレビ電話 / ビジュアルコミュニケーション / 遠隔授業 / サポートエンジニアリング |
研究概要 |
聴覚障害者のための、世界を代表する両大学(本学とナショナル聾工科大学:NTID)が連携し、両校共通の障害に対する問題に対して、マルチメデイアとインターネットを活用し互いの高校教育においてより有意義な教育環境とするためにそれぞれに研究教育実践を行った。聴覚障害者の高等教育における学習と情報の交換をビジュアルインタラクティブにサポートするマルチメディアとインターネット支援により、サポートエンジニアリングの立場から、 (1)聴覚障害者のための日米の工科系大学間を結ぶインターネットとマルチメディアに関する互いの利用環境の実態調査を行った。それぞれ研究者を派遣、招へいし、伝送内容をより現実に合わせて具体的なものとするために、カリキュラムやマルチメディア支援の効果的指導内容等の実地調査および研究協議を行った。 (2)障害者の教育に適したマルチメディアデータについて検討を行った。その上に互いのコンピュータの諸条件と併せてインターネットによるマルチメディアデータ伝送のための教材・資料や指導法について考え、教材システムの開発を行った。 (3)障害者のための高等教育機関として教育と社会貢献を図るために質の高い効果的な教育を行うことを目指し日本における聾学校の紹介を行う「全国聾学校プロフィール」をWWW上で公開した。これにより聴覚障害者教育機関におけるコラボレーションを図り、また社会には聾学校に関わる情報を紹介する実験として取り組みを継続した。このことはNTIDの研究スタッフからも高い評価を得ている。 (4)両校の聴覚障害を持つ学生と視覚障害を持つ学生間の電子メールプロジェクト教育実践を継続し教育効果をあげた。 (5)日米国際間での遠隔コミュニケーションにテレビ電話(ビデオ会議システム)を用い、手話を交えたマルチメディアの支援による研究交流がスムーズにでき、これら一連の成果を学会、研究会等で発表した。
|