研究分担者 |
松村 雄二 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (10086689)
岡 雅彦 国文学研究資料館, 副館長 (20044729)
谷川 惠一 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (10171836)
上野 洋三 国文学研究資料館, 整理閲覧部, 教授 (30046502)
武井 協三 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (60105567)
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研究概要 |
本計画は,平成8年2月に調印されたコレージュ・ド・フランス日本学高等研究所と国文学研究資料館の学術交流協定に基づく3年にわたる共同研究の第3年度に当る。コレージュ・ド・フランス日本学高等研究所からはアニック堀内,J・ピジョー,シャルロット フォン フェルシュールの三氏が来館,当館からは田渕句美子助教授(研究協力者),谷川惠一教授が渡仏して研究,調査に当たった。 アニック堀内氏は日本近世思想史の研究でEU(ヨーロッパ共同体)内でリーダー的位置を占め,1999年,パリ第7大学での「近代日本における『大衆化』を考える」のシンポジウムの企画,論文集「江戸の思想空間」の企画等注目すべき活動をしているが,当館では,本多利明の思想と文学について研究・調査を進め,間もなく「本多利明のユートピア」論を発表する予定である。本計画のフランス側責任者であるJ・ピジョー氏は,昨年谷崎潤一郎短編集のフランス語訳と研究をまとめ,今回の来館では,王朝文学と谷崎文学のテーマで研究を進めた。また,シャルロット フォン フェルシュール氏は古代宗教と文学をテーマに,今回は「神代記」を中心に諸本研究を徹底的に深めた。 田渕助教授は北フランスのリール市立図書館でフランス側研究者と共同で,レオン・ド・ロニ(東洋言語学校日本語科創設者。福沢諭吉と交渉あり)旧蔵日本書籍の書誌調査を行った。 谷川教授はリヨンとパリを中心に明治文学の調査・研究を共同で行った。
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