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1997 年度 実績報告書

日本・オーストラリアにおけるマクロ経済政策の比較検討

研究課題

研究課題/領域番号 09045025
研究機関和歌山大学

研究代表者

矢野 惠二  和歌山大学, 経済学部, 教授 (30031850)

研究分担者 MANZUR Meher  カーテイン工科大学, 講師
KERR Ian A.  カーテイン工科大学, 準教授
福田 祐一  神戸大学, 経済学部, 助教授 (00243147)
松林 洋一  和歌山大学, 経済学部, 助教授 (90239062)
牧野 源泉  和歌山大学, 経済学部, 助教授 (10031858)
キーワードマクロ経済政策 / 租税政策 / 金融政策 / 財政赤字 / 先物ディスカウント・パズル / 実質為替レート / 戦略的貿易政策 / 動学的経常収支理論
研究概要

本年度の共同研究は以下の内容、手順で進められた。
1.1997年4月23日から5月3日にかけて、カ-テイン工科大学よりIan A.Kerr氏を招聘した。和歌山大学研究者(5名)と、今後の共同研究に関する調整を行い、日本、オーストラリアのマクロ経済政策を多面的な角度から比較、検証するという点で合意し、両国の各種経済資料、データベースの利用可能性についても確認した。Kerr氏は滞在中に「Taxation Mix and Tax Policy in Developing Economies」というテーマでセミナー報告を行い、活発な質疑応答がなされた。
2.1997年9月18日から9月29日にかけて、研究代表者である矢野惠二と分担者である牧野源泉、福田祐一の3名からオーストラリアを訪問した。カ-テイン工科大学滞在中は日、豪両研究機関の研究者がワークショップを行い、マクロ経済政策の有効性と限界について、有意義な議論を展開することができた。具体的には「日本の金融政策についての概要」(矢野)、「日本の財政赤字問題」(牧野)、「先物ディスカウント・パズルと流動性効果」(福田)、「租税政策と経済成長:日豪比較」(Kerr)、「実質為替レート:日豪比較」(Manzur)、「貿易政策と経済成長:日豪比較」という報告テーマであった。
3.研究分担者である三木田辰平は昨今の貿易政策論(戦略的貿易政策)の展望を行うと同時に、オーストラリアの貿易制度、政策に関する現状を各種文献を通じて整理、分析した。また松林洋一は昨今のマクロ経済学において注目を集めている動学的経常収支理論の体系的展望を試み、その実証分析の準備作業として、日豪のマクロ経済データの収集、整備を行った。平成11年度は上記の研究成果を踏まえ、再度両国の研究者の派遣、招聘を行い、日豪のマクロ経済政策についての比較分析を完成させたいと考えている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 牧野 源泉: "財政赤字について" 「世界経済と日本経済の現在」和歌山大学経済学部. 1. 27-34 (1997)

  • [文献書誌] 松林 洋一: "動学的経常収支論の展開とその計量分析について" 「世界経済と日本経済の現在」和歌山大学経済学部. 1. 59-63 (1997)

  • [文献書誌] 福田 祐一: "フォーワード・デイスカウント・パズル:展望" 「現代ファイナンス」. 1. 5-18 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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