研究課題/領域番号 |
09045047
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
複合材料・物性
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
尾見 信三 東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 教授 (70016393)
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研究分担者 |
渡邊 敏行 東京農工大学, 工学部, 助教授 (10210923)
宮田 清蔵 東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 教授 (90015066)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | 高分子微粒子 / マイクロカプセル / 液晶 / 非線形光学素子 / ルイス酸触媒 / 中空粒子 / タイ天然資源の利用 |
研究概要 |
東京農工大学とチュラロンコン(CU)大学とは提携校の関係にあり、学術交流の一環として高分子と無機材料を複合化して合成した機能性素材を用いて、タイの天然資源から抽出した有用物質を生化学、光学、電子材料などの広い分野に使いやすい形態で応用することを目的として共同研究を組織した。両者の間で留学生の受入を通じて密接に連絡を取りながら研究を進め、非線形光学材料、高分子微粒子、無機微粒子マイクロカプセルに焦点を絞って検討を加えた。 1.タイの淡水魚Snakefishの皮革に含まれる蛍光物質、ココナツ果皮から抽出した液晶の同定と光学材料への応用について検討した。 2.タイの本草から抽出、単離したアルカロイド、テルペノイドの薬理効果を実証し、実用のためのマイクロカプセル化を行った。 3.アナターゼ型酸化チタン微粒子のマイクロカプセルの調製法を確立した。 4.ルイス酸触媒の液中乾燥法等によるマイクロカプセル化法を確立した。 5.膜乳化法による多孔質、中空微粒子を合成し、油分吸収材としての評価を行った。 総じて、高分子・無機材料を複合化してタイの天然資源からの有用物質を実用に供し易いかたちにつくりかえる手法の確立ができた。
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