研究分担者 |
SEBO S.A. オハイオ州立大学, 電気工学科, 教授
末次 正寛 鈴鹿工業高等専門学校, 機械工学科, 助手 (50259884)
江崎 尚和 鈴鹿工業高等専門学校, 材料工学科, 助教授 (80160357)
斎藤 正美 鈴鹿工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (30149934)
高橋 正博 鈴鹿工業高等専門学校, 工業化学科, 教授 (90043299)
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研究概要 |
将来のエネルギー源として注目される水素の電解製造システムに利用する活性度の高い,新機能電極材料を探索するための基礎研究として,金属電極の水素過電圧特性におよぼす合金元素添加の効果を検討した.本年度はジルコニウム合金に注目した.その結果,本来水素発生に対する活性度の低いジルコニウムでも,ニッケルや白金の微量添加で極めて水素過電圧特性が向上することを明らかにした. また,エネルギーシステムの高効率化に伴い,自ずと構遣物の過酷な使用状況が生ずる.例えば超高温・低温環境下や,放射線環境下での稼働である.従って,本年度はこのような状況下でも材料の破壊強度を評価できる非接触形応力・ひずみ測定法に着目し,その具体的手法の調査,研究を行った.破壊に対する強度評価法として非接触形の実験解析手法には,光弾性法,スペックル法,モアレ法等々種々のものがあり,それぞれ利点を有するが、これらの方法は一般的に実験・解析とも繁雑であり,これに伴って誤差が比較的大きい.種々の観点から調査の結果,非接触性,高応答性ともに優れ,かつ簡便高精度なコースティックス法が有力であり,種々の発展性が期待されることが明らかとなった.
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