研究分担者 |
石川 勉 千葉大学, 薬学部, 教授 (20114233)
山本 恵司 千葉大学, 薬学部, 教授 (50110341)
鈴木 和夫 千葉大学, 薬学部, 教授 (90109918)
中川 昌子 千葉大学, 薬学部, 教授 (40009171)
渡辺 和夫 千葉大学, 薬学部, 教授 (80019124)
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研究概要 |
初年度に引き続き両大学学部間の研究者交流と共同研究を行った。 1. 熱帯地域産薬用生物資源含有生理活性成分の探求 タイ国に産する薬用植物について、植物化学的観点から含有成分を明らかにし、医薬品開発のための基礎研究を行うとともに、新規遺伝子資源の探索の試みを行った。含有成分究明の対象植物は、アカネ科Nauclea orientalis、マメ科Derris scandens、フトモモ科Pssidium guajavaなどである。これら成分の探索研究と平行して、抗マラリア活性物質の追求の試みが行われた。(Panee,Waraporn,斉藤、関根、高山)。 熱帯地域産薬用資源として藻類、魚類、棘皮動物など、海洋生物、水界生物は特に重要である。この分野の共同研究計画立案のため、派遣研究者による現地調査が行われ、研究打ち合わせがなされた。(石橋)。 2. 製剤の開発と評価 薬用資源の医療目的の開発に於いて、製剤化は極めて重要度、緊急度の高いテーマであり前年度に継続して、積極的な共同研究が実行された。医薬品分子を多孔質基材に吸着させる製剤化方法について、基礎理論面、応用面の両面から研究が行われた。一方で、薬用資源植物の粗エキスを製剤化する方法について、基礎的研究が試みられた。(Siriporn,Panee,山本)。 3. 薬剤の適用方法、体内動態に関する基礎研究 医療薬学分野はチェンマイ大学からの招聘研究者が強く関心を持つところである。医薬品の投与方法、代謝過程のモニタリング法など、医薬品開発のための基礎研究に関する共同研究が行なわれた。(Chockchai,Chupen,堀江、千葉、鈴木)。
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