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1998 年度 実績報告書

タイ東北部における肝炎ウイルスの調査・研究-特に、疫学的およびウイルス学的検討を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 09045079
研究機関三重大学

研究代表者

為田 靱彦  三重大学, 医学部, 助教授 (30106968)

研究分担者 PISALM Mairi  コンケン大学, 医学部, 助教授
PRAMORE Thon  コンケン大学, 医学部, 助教授
吉村 平  三重大学, 医学部・附属病院, 助手 (80201060)
高瀬 幸次郎  三重大学, 医学部, 助教授 (00163204)
山内 徹  三重大学, 医学部, 教授 (80045674)
キーワード肝炎ウイルス / 慢性肝炎 / 肝硬変 / B型肝炎ウイルス / C型肝炎ウイルス / G型肝炎ウイルス
研究概要

三重大学およびコンケン大学(KKU)において、日本側研究者が予備的に行ったタイ東北部の肝炎ウイルスの血清学的および遺伝子学的検討の結果を報告し、日本・西欧およびタイ国バンコク地方とも異なる肝炎ウイルス感染の可能性が示唆されたので、肝炎患者および献血者の血清を収集し、調査・研究を遂行した。その内容は以下の様である。1.肝疾患に占めるウイルス性肝炎の疫学:KKU病院にて、ウイルス性肝疾患患者の登録およびカルテ調査を1998年9月から6ヶ月間おこなった。2.ウイルス性肝疾患患者肝組織の病理組織学的研究:慢性肝疾患患者の生検組織を検討し、慢性肝炎・肝硬変などの組織学的定義、および組織学的活動性・進展性につき一致をみた。3.肝疾患患者および住民に対する肝炎ウイルスの疫学的調査:1998年度にKKU血液センターでおこなわれた献血者データーを収集した。4.肝炎ウイルスに関する遺伝子学的研究:KKU血液センターおよびKKU附属病院での肝炎ウイルス陽性者の血清保存を行うと伴に、その血清から核酸を抽出し、PCR法と塩基配列を作製する研究を遂行中である。
本年度は、主に資料(患者データーおよび血清)の収集を行い、現在データーベースに入力中であり、来年にその解析・検討を行う予定である。また、ウイルスの遺伝子学的研究は、現在進行中で、日本にみられないsubtypeの存在をつきとめており、その血清から核酸を抽出しPCR法と塩基配列の同定によりHBV,HCVのsubtypeを検索し系統図を作製することとなった。加えて、最近発見された、HGVについても遺伝子学的な研究を遂行中である。

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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