研究分担者 |
朱 恵民 河北医科大学, 基礎医学院, 教授
王 風栄 河北医科大学, 基礎医学院, 教授
張 祥宏 河北医科大学, 基礎医学院, 主任教授
青木 一雄 大分医科大学, 医学部, 助手 (60201282)
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研究概要 |
日中両国の胃癌高死亡率地域である青森県内の数ケ町村、中国河北省賛皇県L,X,L郷及び対象地域として大分県H町(男性胃癌死亡率 49/10 万人)及び賛皇県Z,T郷(全人口胃癌死亡率 23-40/10 万人)の4地域を調査対象とした。 それらの地域より 800〜4000 検体の血液を収集し、各地域より 250 人ずつ計 1000 人の一般住民男女2群及び年齢を 30 歳代、40 歳代、50 歳代、60 歳代、70 歳代の5群の計 10群に分け、各群25人となるよう無作為抽出した。 血液サンプルは、血糖ペプシノーゲンI,II,I/II比血清ガストリンおよびヘリコバクタピロリ抗体を測定した。 4 地域の食糧を収集し、食品のカビ汚染状況およびカビ毒素の測定を行なっている。カビ毒素はアフラトキシンB1とステリゴマシスチンの測定技術を確立し現在分析中である。中国賛皇県に関しては水サンプルを胃癌高死亡率地域及び、低死亡率地域より約 50 検体の飲料水を採取し、水質基準の基準項目1及び2の46項目、快適水質項目 13、監視項目 26の合計 85 項目について分析した。血液、水質のデータはそれらの相互関係について解析中である。その一部は報告された。
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