研究課題/領域番号 |
09204216
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
横矢 直和 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10252834)
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研究分担者 |
山澤 一誠 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (40283931)
岩佐 英彦 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (50263447)
竹村 治雄 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (60263430)
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キーワード | 文化財形状データベース / 3次元計測 / 距離画像 / 多視点データの位置合わせ / データ統合 / 3次元表示 / 3次元実体造形 / 仮想博物館 |
研究概要 |
本年度は、以下の研究を実施した。 1.多視点距離画像の位置合わせ・統合方式の評価・高精度化 これまでに開発している多視点距離画像位置合わせ法の精度評価を行ない、位置合わせ誤差は距離画像を得るために用いたレーザレンジファインダの計測誤差と同程度であることを確認した。これにより、文化財等の複雑な形状を有する3次元物体の表面形状モデルの作成に利用できるという見通しを得た。 2.形状記述と3次元画像表示 位置合わせされた複数の距離データを統合し、1つの3次元表面形状データとして表現する方法(3角形パッチ表現)を開発した。さらに、形状データを立体的に表示するために、視線追従型表示と両眼ステレオ表示を実現した。前者の表示方法により、実物体の観賞と同じ感覚で、視点を変えながら仮想物体を回りから眺める機能が実現できた。また、後者の表示方法では、両眼への視差情報の提示によって直接3次元形状を知覚できる。この2種類の表示方法をグラフィックスワークステーションと頭部搭載型画像表示装置(HMD)からなるシステムに実装し、簡単な観賞システムを実現した。 3.3次元実体モデリングの予備実験 光造形装置は複雑な3次元形状を一度に生成することが不可能であるため、部分形状に分けて造形を行なう必要がある。このため、本年度は、実体モデリングの予備実験として、比較的単純な形状の造形を行なうとともに、仮想物体モデラを用いて3次元形状モデルを光造形装置で生成可能な部分形状に分割する方法について検討した。
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