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1997 年度 実績報告書

仮想博物館システムのための画像情報を用いた3次元物体モデリング

研究課題

研究課題/領域番号 09204231
研究機関立命館大学

研究代表者

田中 弘美  立命館大学, 理工学部, 教授 (10268154)

研究分担者 佐藤 幸男  名古屋工業大学, 電気情報工学科, 教授 (80134790)
篠田 博之  立命館大学, 理工学部, 専任講師 (40278495)
キーワード仮想博物館 / 3次元物体モデリング / 多視点画像の融合 / カラー画像のテキスチャー特徴
研究概要

3年前から、国立民族学博物館所蔵の遺物や美術品の表面幾何形状とテキスチャーを計測した画像データ(距離画像とカラー画像)を用いて、距離画像からの形状特徴抽出と形状特徴を保存した3次元任意形状物体モデリングの研究を行ない、さらに多視点画像のデータ融合の研究を開始した。平成9年度は、以下の3つの研究項目について検討を進め、その結果を、本年度購入した高速グラフィックワークステーション上にて表示し確認した。
多視点画像のデータ融合:3D形状計測装置を搭載した能動視覚システムを用いて、多視点距離画像のデータを融合する方法を研究した。まず各視点の距離・カラー画像から、1)凸および凹特徴領域を抽出し、2)多視点画像間で凹凸特徴領域の対応関係を認識し、3)多視点画像を1つの立体データに融合し可視化する方法を研究した。
カラー画像におけるテキスチャー特徴抽出:色彩理論に基づき、人間の色知覚に対する視覚特性や、各種表色系(RGB表色系、YIQ表色系、マンセル表色系等)とカラーディスプレイに表示する場合の視覚的効果について調査した。さらに、調査結果に基づいてカラー画像からテキスチャー特徴を抽出するアルゴリズムを考案し、ソフトウエアを開発して実験を行った。
表面テキスチャー特徴を保存した3次元任意形状物体モデリング:抽出されたテキスチャー特徴を用いて、階層的3次元CG形状表現(三角パッチ表現)を生成するアルゴリズムを考案し、3次元任意曲面物体モデリングソフトウエアを開発した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 上田恭敬: "領域のトポロジカルな構造抽出のための符号付き動的輪郭モデル" 電子情報通信学会論文誌,D-11. J80-6. 1398-1405 (1997)

  • [文献書誌] 田中弘美: "仮想博物館システムのための画像情報を用いた3次元物体モデリング" 人文科学と情報処理. 22-28 (1997)

  • [文献書誌] 金子昇治: "奥行きおよび空間知覚特性に基づく階層的3次元物体モデルの生成・表示" 信学技報,MVE97-90. (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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