研究課題
1)公募班の内部で研究会の開催北東アジアの先史住居については、研究分担者の大貫静夫が「考古資料からみた極東の先史住居」と題する研究発表をおこなった。また、日本の縄文時代の住居については、東京大学助手の武藤康弘氏を招聘し、「東日本における縄文時代の長方形大型住居」と題する研究発表をしていただいた。2)日本各地で出土した新資料の視察日本各地で、以下のような発掘中の最新資料を視察した。・岩手県御所野遺跡出土の焼失竪穴住居群【縄文中期】・福島県宮畑遺跡の大型掘立柱建物と敷石住居【縄文後期】・富山県桜町遺跡出土の高床建築部材【縄文中期】・佐渡島新穂町平田遺跡の掘立柱建物跡【弥生末古墳初期】・島根県三田谷遺跡の建築部材【古墳時代】など3)遺跡整備事業における建物跡の復原以下の地域の遺跡整備において、焼失住居や出土部材に基づく実証的な復原建築の実施設計・建設に携わっている。・岩手県御所野遺跡の焼失竪穴住居の復原【縄文中期】・北海道虻田町の竪穴住居の復原【縄文中期】・富山市北代遺跡の竪穴住居の復原【縄文前期】・大阪府池上曽根遺跡の大型掘立柱建物および竪穴住居の復原【弥生中期】など以上のような活動をもとに、現在、『先史日本の住居とその周辺』(同成社、1998年8月刊行予定)と題する著書を編集中である。
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