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1997 年度 実績報告書

セラミックスの超塑性加工に起因する粒界空隙の表面処理

研究課題

研究課題/領域番号 09228205
研究機関茨城大学

研究代表者

浦尾 亮一  茨城大学, 工学部, 教授 (10007776)

キーワードセラミックス / 超塑性 / 表面処理 / 塑性変形
研究概要

3Y-TZPおよび3Y-20を共試材とし,大気中,温度範囲1573-1773K,初期ひずみ温度範囲10^<-4>-10^<-2>で超塑性変形した。イオンプレーティングによるコーティングは,バレル中においてガス圧1X10^<-5>Torr,温度250-260℃で行った。膜圧は約1μmであった。破壊じん性はIF法で測定した。
3Y-TZPについて,かたさのキャビティ体積率依存性を調べた結果,硬さは超塑性変形したままの試験片の硬さより20%大きくなっていることがわっかった。また,破壊じん性のキャビティ依存性を調べるため,破壊じん性値を各試験片のつかみ部の破壊じん性値で除すと,破壊じん性値は約20%上昇することがわかった。
以上のように,イオンプレーティングによるTiNのコーティングは超塑性変形したセラミックスの機械的性質の回復や改善に大変有効であることがわかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 浦尾亮一: "ジルコニア系セラミックス超塑性変形に起因する空隙の表面処理" 文部省科学研究費・重点領域研究「超塑性の新しい展開」研究成果報告会概要集. 27 (1997)

  • [文献書誌] 浦尾亮一: "高温でのAl_2O_3-TiO_2プラズマ溶射皮膜の密着性" 高温学会誌. 23. 247-252 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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