研究課題/領域番号 |
09237102
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
魚崎 浩平 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20133697)
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研究分担者 |
米山 宏 阿南工業高等専門学校, 校長 (80029082)
相澤 益男 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (00016742)
藤嶋 昭 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30078307)
中戸 義禮 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (70029502)
谷口 功 熊本大学, 工学部, 教授 (90112391)
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キーワード | 電気化学 / 電子移動ダイナミクス / 電池 / 分子認識 / センシング / 光電気化学 |
研究概要 |
本領域では、構造が規制された表面での電極反応について、構造と反応の関係を明らかにするとともに、界面電子移動のダイナミクスについて調べ、これらの基礎的研究の成果を基盤として、電極反応がキーステップとして重要な役割をはたしている種々の機能界面について研究を行った。具体的には、1.構造制御機能界面の電気化学的手法による構築法を確立し、電池反応の基礎過程を原子レベルで解明する、2.表面構造を制御して機能分子を配列・固定するなどの方法で分子認識機能を持たせた電極反応を調べ、センシング機能の飛躍的向上をはかる、3.構造制御界面における電極反応の光による制御、あるいは電極反応による光学的性質の制御を実現するために、(1)界面の構造と電子移動ダイナミクス、(2)機能界面の電気化学的形成と高効率電池、(3)分子認識機能界面とセンシング、(4)光電極反応と光機能界面の4班体制で研究を遂行した。 本研究は各研究計画の円滑な推進と各研究班間の意見・情報交換、また研究成果の他分野および社会への広報と還元を計ることを目的として、本特定領域研究を推進するための総括班の役割を果たしてきた。研究成果は予想通りに得られている。本年度は以下の通り、研究成果とりまとめを実施した。 1)本特定領域研究全体の研究成果報告書(平成9〜11年度、冊子体)の作成 単年度ごとの報告書は作成したが、改めて全班員から全研究期間の研究報告を提出してもらい、報告書(邦文および英文アブストラクト)を作成・配布した。 2)研究終了ヒアリング 上記1)の資料をもとに研究終了ヒアリングの準備をし、平成12年10月16日に実施を受け、A判定を受けた。 3)成果の国際的公開 成果を国際的に周知するために、平成12年12月にハワイで開催されるPacifichem2000において関連シンポジウムを領域代表者が主催し、代表的成果を発表した。また、有名学術誌であるPCCP誌に特別号を企画し、1月末に締め切り、今年中に発行予定である。さらに、平成12年8月に北大で開催された国際シンポジウムを共催した。
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