研究分担者 |
穐田 宗隆 東京工業大学, 資源化学研究所, 助教授 (50167839)
小国 信樹 山口大学, 理学部, 教授 (60028165)
山田 晴夫 東京工業大学, 工学部, 助教授 (10175664)
高井 和彦 岡山大学, 工学部, 教授 (00144329)
藤原 祐三 九州大学大学院, 工学研究科, 教授 (10029481)
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研究概要 |
1) 希土類金属錯体を重合開始剤として用い,メタクリル酸エステルのアイソタクチック重合,トリメチレンカーボネートのリビング重合,フッ素化アクリル酸エステルのリイング重合による高分子量単分散ポリマーの合成を行った。[安田] 2) f-ブロック遷移金属である希土類錯体のメタンとCOあるいはCO_2との反応による酢酸合成の他,Yb-イミンジアニオン錯体および新しいV錯体の触媒活性について,種々の反応で検討した。生成物の選択性はガスクロマトグラフィーで行った。[藤原] 3) クロム(II)塩やマンガン,亜鉛の金属化合物から有機化合物への電子移動を触媒できる第3の金属を見出し,新しい炭素結合形成に利用した。[高井] 4) MM_2遷移状態モデルを用いて計算を行い,連続ラジカル環化反応によるステロイドやビタミンD_3の合成を行うもっとも最適条件を求めた。[山田] 5) キラルシッフ塩基のチタン錯体を合成してアルデヒドの不斉シリルシアノ化,不斉アリル化,ジケテンの不斉付加等に対する触媒作用を調べる。[小国] 6) ヒドロトリスピラゾリルボレート(Tp)を配位子とする鉄・コバルト・ニッケル等のTpMR型錯体の構造および反応性に関する研究を行い,特に14電子錯体である鉄錯体の特性を明らかにした。[穐田]
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