研究概要 |
本研究は,周期表13族から17族の第3周期以降の典型元素を中心にこれら元素間あるいは遷移金属との間の結合を「インターエレメント結合」と総称し,この結合の本質を統括的かつ系統的に分子レベルで解明し,既存のどの領域にも属さない新しい化学の領域を確立することを目的として,平成9年度に発足し,多大の成果をおさめて平成11年度に終了した. 平成12年度は,3年間の研究成果とりまとめとして,下記の活動を行った. (1)「3年間の総括成果報告書」(511ページ)を平成12年9月30日に発行し,班員全員および関連研究者に配布した. (2)英文での研究成果報告書として,「J.Organomet.Chem., Special Volume, The Chemistry of Interelement Linkage」を平成12年10月に発行し,研究成果を世界に向けて発信した.これも班員全員および関連研究者に配布した. (3)研究成果を「第15回大学と科学シンポジウム:現代の匠が創る未来物質」,平成12年10月28,29日,仙台,にて一般公開した.なお,本シンポジウムは平成9-11年度文部省科学研究補助金特定領域研究(A)「炭素結合形成,領域番号283」(領域代表:村井真二阪大教授)との共同開催である.
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