研究課題/領域番号 |
09245106
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
牛島 和夫 九州大学, 大学院システム情報科学研究科, 教授 (40037750)
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研究分担者 |
徳田 英幸 慶応義塾大学, 環境情報学部, 教授 (80227579)
湯浅 太一 京都大学, 大学院情報学研究科, 教授 (60158326)
鳥居 宏次 奈良先端科学技術大学院, 情報科学研究科, 教授 (10172222)
土居 範久 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (50051553)
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キーワード | 既存ソフトウェア / デザインパターン / 遠隔保字 / ソフトウェア再構成 / ソフトウェア開発シュミレーションモデル / 並列プログラミング言語処理系 / アーキテクチャ依存部分 / OSカーネル内外の適応的発展機構 |
研究概要 |
オブジェクト指向技術におけるデザインパターンを使った既存ソフトウェアの適応的再構成の有効性を評価した。デザインパターン無しで試作したシステムと、有りで再構成したシステムについて、それぞれ同じ機能拡張を実現し、拡張に掛かった手間を3種の指標で測定し、効果を実測することが出来た。(牛島) 遠隔地からの既存ソフトウェアを保守する枠組みの中で使うために、細粒度のオブジェクトの実行時改版のためのメカニズムを考察し、保守作業を行わせるための移動エージェントにおける動的機能拡張を、Javaで開発したプロトタイプで実験を行った。(土居) ソフトウェア再構成プロジェクトの計画作成を支援する、習熟を考慮するソフトウェア開発シミュレーションモデルを提案した。簡単な質問に答えるだけで経験豊かなプロジェクト管理者とほぼ同程度の開発期間見積もりが出きるシミュレーションシステムを提供することが出来た。これによってソフトウェアの再構成を検討するプロジェクト管理者を容易に支援することが出来た。(鳥居) 既存の商用並列計算機や実験的並列計算機を比較して、並列プログラミング言語処理系のアーキテクチャ依存部分を検討することによって、個々のアーキテクチャの特性を適切なパラメタで指定する方式を考察した。その結果を反映したポータブル処理系を試作し、それらのパラメタがどの程度コード生成に有効であるか検証した。(湯浅) OSカーネル内の適応的発展機構として実行中のカーネルに動的にロード/アンロード出来るモジュールをRealTimeMach用に設計・実装した。インターフェースとしてJavaによるスクリプト言語を採用することにより適用方法を指定することが可能になった。カーネル外の適応的発展機構についても新たなモジュールのプロトタイプを実現した。(徳田)
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