研究課題/領域番号 |
09245106
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
牛島 和夫 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (40037750)
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研究分担者 |
湯淺 太一 京都大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (60158326)
鳥居 宏次 奈良先端科学技術大学院大学, 副学長 (10172222)
土居 範久 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (50051553)
井上 克郎 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (20168438)
徳田 英幸 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (80227579)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | ソフトウェア理解 / ソフトウェア再構成 / 適応度の評価 / オブジェクト指向 / OSの適応的発展 / 並列計算機用言語処理系 / 使用環境の変化 / 要求の変化 |
研究概要 |
1.既存ソフトウェア理解の有力手段として効率的プログラムスライス計算法を構築し、堆積型ファイルシステムを提案した。複雑で大規模な並行システムの適応的発展に関する系統的な方法論を確立しその支援環境を構築した。 2.既存ソフトウェアの再設計を支援するためにホットスポットに関連づけたデザインパターンの活用方法を提案し応用システムの再設計を行い評価した。仕様の変更や改良などに適用してオブジェクト指向ソフトウェアのクラス階層の再構成を支援するために、メソッド間の関係の定量化手法とオブジェクト間の密接な関連による波及効果に対する対処法を明らかにした。 3.再構成されたソフトウェアの適応度を定性的・定量的に評価するために必要なデータの収集と分析を支援する環境、実証的ソフトウェア工学の統合支援環境を構築した。 4.超分散/超並列システム、マルティメディアシステム、モバイルシステム、組み込みシステムなどを支える次世代OSのための適応的発展可能なソフトウェアアーキテクチャの研究開発を行った。既存のUNIX系OSを利用し、マイクロカーネル内外における適応的発展機構、デバイスドライバーの自動生成法、などを考案・試作し評価した。 5.環境変化への対応:個々の並列計算機のアーキテクチャを反映したポータブルな言語処理系を開発するためにアーキテクチャの特性に基づいた最適化方式を提案し、具体的な実装方法を検討した。計算機の構成に変更があった際にネットワーク、既存ソフトウェアを即座に利用できる環境を提供する具体的方法を研究した。ハードウェア性能によらないサービス処理速度を提供する方法として、プログラムへのプロセッサ割当を調製するプロセススケジュール法を考案し、実装して評価した。
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