研究課題/領域番号 |
09247101
|
研究種目 |
特定領域研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
迫田 章義 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30170658)
|
研究分担者 |
吉田 弘之 大阪府立大学, 工学部, 教授 (50081360)
羽野 忠 大分大学, 工学部, 教授 (80038067)
岡田 光正 広島大学, 工学部, 教授 (70124336)
真柄 泰基 北海道大学, 工学部, 教授 (60083739)
藤江 幸一 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (30134836)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 2000
|
キーワード | ゼロエミッション / 物質循環 / 産業ネットワーク / 数理モデル / プロセス物質フロー / シュミレーション |
研究概要 |
本領域では3つ研究班を設け、総括班のステアリングの基に研究を推進した。それらの成果概要は以下の通りである。 A-01班:個々の生産プロセスにおける現状の物質フローの解析と、それに基づくゼロエミッション化の検討 醤油製造、プラスチック製造、塩化ビニール製造、建設、製紙、メッキ、ワイン製造、製鉄など計12のプロセスについて、それら内外の物質フローを明らかにし、これらプロセスのゼロエミッション化のために、乾留、加圧熱水処理、泡沫分離、急速熱分解法、光触媒再生法、爆砕法、相分離法など12の要素技術を開発した。 A-02班:業種を越えた生産プロセスのネットワーク形成によるゼロエミッション化の検討 約200事業所への直接アンケートおよびヒアリングを基に、多業種におけるインプット・アウトプットのデータベースおよび産業ネットワークシミュレータが完成した。さらに、未利用物質資源化技術の現状調査を実施し、約600件の技術情報を収集した。 A-03班:モデル地域における物質循環を記述する数理モデルの構築とそれを用いたゼロエミッション化の評価と予測 産業連関表から地域内の物流量を推算する手法を開発し、これを用いて愛知県等3県の製造業の物質フローを解析した。さらに、愛知県をモデルケースにして経済影響、合意形成、法体系を統合化する地域ゼロエミッション実現手順を提示した。 また、総括班では班員のプロフィール、会議記録、成果報告会資料などを発足以来全てホームページに掲載・公開・活用してきた。13年度には成果の一部を学術雑誌(全3号)に査読・編集・掲載した。また、全成果論文集の編集・作成、および一般向けの単行本の編集作業を行った。
|