1.発現クローニングを用いてラットの骨肉腫細胞(ROS)からtransforming活性を有するcDNAsを単離してきた。 2.ost癌遺伝子は、Dblファミリー遺伝子に属する。DHドメインとPHドメインと呼ばれる2つの相同領域を共有している。 3.ost癌遺伝子は、Rhoファミリー低分子量G蛋白質の活性を制御している。 4.ヒトost遺伝子の単離とその構造の解析は、進行中である(一部の塩基配列は決定済み)。 5.fibroblast growth factor receptor2(FGFR2)の活性型も同じ細胞から単離した。そしてFGFR2がFRAG1遺伝子(新たに単離した)とのgene fusionの結果transforming活性を獲得していることを明らかにした。
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