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1997 年度 実績報告書

HLA結合ペプチドライブラリーを用いた癌特異的T細胞の誘導及び癌抗原群の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09254246
研究機関九州大学

研究代表者

上川路 信博  九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (90224659)

研究分担者 白澤 専二  九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (10253535)
福井 宣規  九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (60243961)
キーワードHLA / 肺癌 / 細胞傷害性T細胞
研究概要

細胞傷害性T細胞の誘導が困難である肺癌等の癌細胞に対する免疫システムの関与の可能性を解明することを目的に、HLA結合ペプチドライブラリーという新しい手段を用いた細胞傷害性T細胞の誘導システムの樹立を試みた。ペプチドを用いた細胞傷害性T細胞の誘導に関しては、20^9、20^7、20^6、10^3からなるペプチドミクスチャーを検討したところ、いずれもペプチド特異的細胞傷害活性を有する細胞株が樹立できたが、20^6のミクスチャーが最も高いCTL活性を示し、効率が最も良いと考えられた。現在、A*0201陽性の健常人より得られたCTLラインよりクローンニングを行い、A*0201陽性癌細胞株に対する細胞傷害活性を有するクローンをスクリーニング中である。また、A*2402陽性の肺癌患者胸水中の癌細胞より癌細胞株を樹立中であり、同一患者より得られたCTLクローン中、自己癌に対する細胞傷害活性を有するクローンに関してもスクリーニングできる予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Savoie CJ.: "MHC class I bound peptides of a colon carcinoma cell line,a kiras gene-targeted progeny cell line and a B cell line." Cancer Letters. (in press).

  • [文献書誌] Tana T.: "A HLA binding motif-aided peptide epitope library:A novel library design for the screening of HLA-DR4-restricted antigenic peptides recognized by CD4 T cells." J.Human Genet.(in press).

  • [文献書誌] Mori K.: "Elevated IgG titer against the C region of streptococcal M protein and its immunodeterminants in patients with poststreptococcal acute glomerulonephritis." J.Pediatrics. vol.131. 293-299 (1997)

  • [文献書誌] Takeshita T.: "Identification of HLA-DQ6-derived peptide recognized by mouse MHC class I H-2Db-restricted CD8_+T cells in HLA-DQ6 transgenic mice" Jpn.J.Human Genet.vol.42. 225-232 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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