研究課題
総括班は、以下の項目について研究計画と公募研究の総括的な企画・運営を推進した。1.計画研究と公募研究について、研究計画検討会(平11.7.1〜7.3、於京都)及び研究成果報告会(平12.1.10〜1.12、於名古屋)を各1回開催し、総括班会議の審議結果を基にして、各研究計画の妥当性及び成果の評価と助言をそれぞれ行った。この助言には当計画参画者以外で専門領域の中堅研究者6名からなる班友の参加を得た。2.総括班班員に加え計画班員と班友からなる拡大総括班会議を研究計画検討会と研究成果報告会中に開催し、ワークショップと公開シンポジウム及びニュースレターなどの年間活動方針を決定し、随時実施した。3.計画班員と公募研究者の研究室の若手研究者を中心にして、特定領域研究『固体の光合成機能統御の分子基盤』若手ワークショップを開催し(平11.7.16〜7.17、於箱根)、若手研究者による研究討議の機会をもった。4.国外における関連領域研究について情報交換と共同研究の促進を求めて、日仏二ヶ国間植物生物学会議『植物の細胞内、細胞間、及び器官間コミュニケーション』をフランスINRAの協力を得て開催し(平11.9.29〜10.2、於ベルサイユ)した。5.領域関連の広い分野、特に特定領域研究「植物における多細胞システム構築の分子機構」参画者、から新進気鋭の研究者の参加を求め、公開シンポジウム『光合成機能統御におけるシグナル伝達と細胞分化』を開催し(平12.1.12、於名古屋)、若手研究者への啓蒙を行った。6.共同研究の促進を図るために、既に総括班で購入した設備備品の維持にあたり、これを計画研究分担者、公募研究採択者及びその共同研究者の使用に供した。また、領域内での萌芽的研究について調査するとともに、小規模な調査的研究を実施し、プローブの作製や遺伝子の探索などを行った。
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