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1997 年度 実績報告書

生物分子モーターの多様性の同一性:総括班

研究課題

研究課題/領域番号 09279101
研究種目

重点領域研究

研究機関東京大学

研究代表者

須藤 和夫  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20111453)

研究分担者 大沢 文夫  愛知工業大学, 工学部, 教授 (50022497)
江橋 節郎  東京大学, 医学部, 名誉教授 (10009863)
豊島 陽子  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40158043)
神谷 律  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10124314)
木下 一彦  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (30124366)
キーワード分子モーター / ミオシン / 核酸モーター / キネシン / ダイニン
研究概要

細胞分裂、細胞運動、細胞内小胞輸送、食作用など細胞が生きていくために必須であるさまざまな「動き」は、細胞内の多様な蛋白質分子モーターが担っている。こうした分子モーターには、ミオシンファミリー、キネシンファミリー、ダイニンファミリーなどがあり、典型的な真核細胞では数十種類の分子モーターが活躍している。こうした「生物分子モーター」の構造や機能の「多様性」は生物進化の過程で細胞のさまざまな要求に応じてできあがってきたものであり、細胞内で力が必要とされる多種多様の場面で多彩なモーターが働いているという状況のなかにその意味が反映されている。一方、このような多様な分子モーターも少数の祖先蛋白質から進化してきたものであり、その作動機構をつきつめていけば「共通の原理」にいきつくことが期待される。本重点領域研究では、こうした「生物分子モーターの多様性と同一性」を視野に入れて、細胞内の分子モーターの構造、機能をあきらかにすることが目的であり、「新たな生物分子モーターの探索」、「生物分子モーターの動的構造解析」そして「生物分子モーターの1分子計測と1分子操作」という3つの計画研究班を組織するとともに公募研究もおこなった。こうした研究の効率的な運用を本総括班が担った。具体的には、本年度は国際シンポジウムや班会議の開催、共同研究センターの管理維持、共同研究の支援などをおこなった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Adachi,H., Sutoh,K., et al.: "Dictyostelium IQ-GAP-related protein specifically involved in the completion of cytokinesis." J.Cell Biol.137. 891-898 (1997)

  • [文献書誌] Bobkov,A.A., Sutoh,K., et al.: "Nucleotide and actin binding properties of the isolated motor domain from Dictyostelium discoideum myosin." J.Muscel Res.Cell Motil.18. 563-571 (1997)

  • [文献書誌] Shimada,T., Sutoh,K., et al.: "Alanine acanning mutagenesis of switch I region of the ATPase site of Dictyostelium discoideum myosin II." Biochemistry. 36. 14037-14043 (1997)

  • [文献書誌] Fujita,H., Sutoh,K., et al.: "Characterization of mutant myosins equivalent to human familial hypertophic cardiomyopathy mutants." J.Clinc.Invest.99. 1010-1015 (1997)

  • [文献書誌] Suzuki,Y., Sutoh,K., et al.: "Modulation of actin filament sliding by mutations of the SH2 cysteine in Dictyostelium myosin II." Biochem.Biophys.Res.Commun.234. 701-706 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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