研究課題/領域番号 |
09301001
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研究機関 | 大谷大学 |
研究代表者 |
宮下 晴輝 大谷大学, 文学部, 教授 (70148360)
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研究分担者 |
R・F Rhodes 大谷大学, 文学部, 助教授 (00247769)
片岡 裕 大谷大学, 文学部, 教授 (70288017)
庄垣内 正弘 京都大学, 文学部, 教授 (60025088)
柴田 みゆき 大谷大学短期大学部, 講師 (50321063)
加来 雄之 大谷大学, 文学部, 助教授 (10214264)
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キーワード | スキャナ / 色感度誤差 / 分解能 / 明度 / 色調 / RGB値 / 補正カーブ / グレースケール |
研究概要 |
本年度は、北京版チベット大蔵経の画像データの電子化に関して、昨年度のスキャニングの研究に引き続き、スキャニングによって得られたデジタルデータの補正の研究を行い、一定程度の成果を得ることができた。 デジタル画像化の過程で、フィルムとスキャナの色感度誤差が混入することになる。明度と色調は分解能にも影響し、補正がすることが必要となってくる。しかしながら、明度と色調の補正はきわめて困難であり、実質的には不可能ともいえる。したがって、フィルムとスキャナの色感度誤差を数値として明示できるような簡便な補正手法の開発が急務であることが判明した。 そこで、資料のフィルム撮影時にグレースケールを一緒に撮影し、その各濃度のRGB値を、理論RGB値と比較して、各RGB値の補正カーブを作成することにした。こうすることによって、その誤差を数値で示すとともに、わずか1ステップの手続きでデータ補正することができるのである。結果として、3Dを超える範囲で、RGB誤差を5%程度に抑えることが可能となった。 本年度をもって本研究は終了する。研究全体の総括と報告をまとめて出版する準備をしつつある。
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