研究課題
1、データ化東北地方で開催された明治期博覧会についての現地調査を行い(東北大学付属図書館、宮城県図書館、秋田県立図書館、秋田県公文書館)、関連資料を収集、データ化を行った。2、分析・報告前年度に引き続き『京都日の出新聞』(明治27年〜)の美術及び文化財関連記事を収集、冊子化したほか、各分担者の専門分野にしたがって個々の美術史言説が形成される背景を分析した。各テーマは以下の通り。米倉迪夫「美術史の場」、中野照男「クムトラ出土の塑像頭部再考」、島尾新「「雪舟研究史」雑感」、田中淳「「日本近代美術史」の成立を考えるためのノート」、岡田健「展覧会と作品評価」、山梨絵美子「大正後期の洋画壇における東洋的傾向についての一考察」、井手誠之輔「宋風受容の言説をめぐる一断章」、勝木言一郎「濫觴期における敦煌学の位相」、津田徹英「日本彫刻史研究における仏像の法量計測をめぐって」、塩谷純「「日本画」の10年」、金子一夫「近代日本美術史と近代日本教育史」、宮島新一「美術史学の成立と日本画の成立」、玉蟲敏子「『古画備考』の原本と刊本をめぐる諸問題」、北澤憲昭「美術史研究のアポリアとしての「アヴァンギャルド」」、佐藤道信「目的と方法論」、高木博志「平安文化論の成立」、長岡龍作「仏像を描く」、古田亮「「知情意」論をめぐるノオト」3、研究会の開催(平成12年7月26日 於東京国立文化財研究所)美術・美術史学の制度をめぐる問題についてより多角的に検討すべく、今年度はとくに考古学の分野から研究者を招聘し、研究会と総合討議を行った。発表者・発表内容は以下の通り。広瀬繁明「明治期における〈文化財〉保護行政の展開-美術史から建築史そして考古学』、内田好昭「日本考古学の形成」
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